手・指のしびれ・痛み
〜 手根管症候群について 〜
手や指のしびれ・夜中から朝方に悪化する手のしびれには複数の原因が考えられます。このページでは代表的なものとして手根管症候群についてご説明します。
最終的な診断は診察と検査によって行います。症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
01どんな病気ですか?
手根管症候群は、手首にある「手根管」という狭いトンネルの中で正中神経が圧迫されることで起こる、最も頻度の高い末梢神経絞扼症候群です。親指・人差し指・中指・薬指の橈側半分(親指側半分)のしびれと痛みが特徴で、特に夜中〜朝方に悪化します。女性(閉経後)・妊婦・透析患者に多く見られます。
02主な症状
- 親指・人差し指・中指・薬指の橈側半分のしびれ・痛み
- 夜中〜朝方に悪化し、手首を振ると楽になる
- 細かい作業(縫い物・ボタン留め・スマートフォン操作)がしにくい
- 物を掴んだときに落とすようになった
- 進行すると親指の付け根の筋肉(母指球筋)が痩せる
03原因・なりやすい方
特発性(原因不明)が最多で、閉経後女性に多い傾向があります。そのほか妊娠・出産期のホルモン変化、透析(アミロイドの蓄積)、甲状腺機能低下症、関節リウマチ、手首の骨折(コーレス骨折)後、反復する手首の屈曲伸展作業なども関係します。
04診断方法
ファーレンテスト(手首を90度曲げて1分間保持すると症状悪化)・ティネル徴候(手首を叩くと指にしびれが走る)を確認します。超音波検査で正中神経の腫大と圧迫部位を確認します。
05治療方法
①保存療法(軽〜中等症):就寝時の手首固定装具や薬物療法などがあります。当院では、薬物療法による治療と経過観察を行います。②手術療法:保存療法で改善しない場合・中等症以上・筋萎縮がある場合には、手根管開放術などの手術があります。手術が必要な場合は、対応可能な医療機関にご紹介いたします。
ご相談ください
手指のしびれ・痛みが続く方、細かい動作がしにくくなった方は、当院でご相談ください。原因を見極め、適切な治療方針をご提案します。
なお、親指の付け根の筋肉が痩せてきた場合は、症状が進んでいる可能性がありますので、早めのご相談をおすすめします。
※ このページの内容は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療方針については、必ず担当医師にご相談ください。