手足のしびれ・力の入りにくさ
〜 アルコール性末梢神経障害について 〜
手足のしびれや力の入りにくさには、さまざまな原因が考えられます。このページでは、その代表的なもののひとつとしてアルコール性末梢神経障害についてご説明します。
最終的な診断は診察と検査によって行います。症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
01どんな病気ですか?
アルコール性末梢神経障害は、長期にわたる多量の飲酒により末梢神経(脳や脊髄から手足へと伸びる神経)が傷つき、手足のしびれや力の入りにくさをきたすことがある病気です。アルコールそのものの影響に加えて、食事の偏りによるビタミンB群などの栄養の不足が関与すると考えられています。多くは足先など体の末端から左右対称に症状が現れるとされています。
02主な症状
- 足先を中心とした左右対称のしびれ・ぴりぴりとした痛み
- 感覚の低下(触れた感じや痛み・温度を感じにくい)
- 足に力が入りにくい・歩行が不安定になる
- 足のつり(こむら返り)
- 進行すると立ちくらみなど自律神経の症状を伴うことがあります
03原因・なりやすい方
長期にわたって多量の飲酒がある方、食事が偏りビタミンB群などの栄養が不足しがちな方などで起こりやすいことが知られています。飲酒量や期間、栄養状態などが関係すると考えられています。
04当院での対応
当院では「手足のしびれ」の原因のひとつとして、問診と神経学的診察(手足の感覚・力・反射などの確認)を行い、他の原因との鑑別を行います。必要に応じて血液検査や画像検査を行います。
症状の改善には、飲酒を控えることや栄養状態を整えることが重要とされていますが、飲酒の問題や栄養管理・内科的な治療については、内科や専門の医療機関と連携して進めます。当院でこれらの原因治療を完結して行うものではありません。また、神経の状態を詳しく調べる精密な電気生理検査が必要と考えられる場合は、対応可能な医療機関にご紹介します。
ご相談ください
手足のしびれや力の入りにくさが続く方は、原因を確かめるためにも一度ご相談ください。ご本人だけでなく、ご家族の心配ごとについてもお話を伺います。
※ このページの内容は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療方針については、必ず担当医師にご相談ください。