発作・けいれん・意識消失
〜 てんかんについて 〜
突然のけいれんや意識消失、ぼーっとして返事をしない発作など、発作性の症状にはさまざまな原因が考えられます。このページでは代表的なものとしててんかんについてご説明します。
最終的な診断は診察と検査によって行います。発作症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。当院では院内で脳波検査(EEG)を実施しています。
01どんな病気ですか?
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで「てんかん発作」を繰り返す慢性の神経疾患です。発作の種類はさまざまで、全身のけいれんを伴うものから、意識が短時間遠のくだけのものまであります。日本では約100万人の患者さんがおり、適切な抗てんかん薬により約7割の患者さんで発作をコントロールできます。
02主な症状
- 意識を失い全身がこわばってガクガクする(強直間代発作)
- 突然ぼーっとして動作が止まる・返事をしない(欠神発作)
- 体の一部だけが動く・しびれる(焦点起始発作)
- 突然倒れて硬直する
- 発作後に眠気・混乱・頭痛が続く(発作後期)
03原因・なりやすい方
原因が特定できない「特発性てんかん」と、脳の構造的異常・代謝異常・感染症などが原因の「症候性てんかん」に分けられます。脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・頭部外傷の後にてんかんを発症することもあります。睡眠不足・飲酒・強い光(光過敏性)などが発作の誘因になることがあります。
04診断方法
発作の状況(本人・家族から)・頻度・持続時間の問診を行います。脳波検査(EEG)はてんかん診断で最も重要な検査です。MRI検査で脳の構造的異常(海馬硬化・脳腫瘍・皮質形成異常など)を確認します。血液検査で代謝性原因を調べることもあります。
当院での脳波検査(EEG)について:てんかんの診断には脳波検査が重要です。当院では院内に脳波計(EEG)を備えており、院内で脳波検査を実施しています。他院への検査依頼を必要とせず、スムーズに診断を進めることができます。
05治療方法
抗てんかん薬(AED)による薬物療法が基本です。発作の型・原因・年齢・他の疾患に応じて薬を選択します。規則正しい服薬・十分な睡眠・節酒が重要です。当院では、抗てんかん薬による治療と経過観察を行います。薬で発作がコントロールできない場合(薬剤抵抗性てんかん)には、外科的治療や迷走神経刺激療法などの選択肢があり、これらが必要な場合は対応可能な医療機関にご紹介いたします。なお、自動車の運転については医師の指示に従ってください。
ご相談ください
けいれんや意識消失などの発作が気になる方、発作を繰り返す方は、当院でご相談ください。当院では脳波検査(EEG)を院内で実施し、診断と抗てんかん薬による治療を行います。
なお、けいれんが5分以上止まらない、けいれん後に意識が戻らない、はじめての発作などの場合は、救急対応が必要となることがあります。
※ このページの内容は一般的な情報提供を目的としています。診断・治療方針については、必ず担当医師にご相談ください。